ナダル賞2007(2)
1月7日の速報の続きです。(1月中にアップするつもりが、遅くなってしまいました)
63ª edición del Premio Nadal
Felipe Benítez Reyes: 'Mercado de espejismos'
finalista
Carmen Amoraga: 'Algo tan parecido al amor'
フェリーペ・ベニーテス・レジェスは1960年カディスのロタ生まれ。1982年以降数々の詩集を出して評価されています。小説デビューは1991年の "Chistera de duende"。これまでの受賞はいずれも詩集に対してで、ロエベ賞(1992:"Sombras particulares")、批評家協会賞(1995:"Vidas improbables")、国民詩歌賞(1996:"Vidas improbables")。
受賞作は隠居した(笑)二人の美術品泥棒の話。ケルンのカテドラルに保管されているという、三博士(Reyes Magos) ゆかりの品を盗むという依頼が突然舞いこんできたのですが……。難解なプロットの小説に対するパロディとして書かれています。『蜃気楼の市場』という題名も”いかにも”だし、紹介だけ読むとちょっとおもしろそうな感じですね。
次点となったカルメン・アモラガは1969年バレンシアのピカニャ生まれ。バレンシアの地元紙《レバンテ》勤務のかたわら、"Para que nada se pierde" でアテネオ・ホベン賞を受賞してデビューしました。今回の作品は女友達三人三様の愛の軌跡。揺れる心、不安、そして……幸せを求めるのは簡単じゃない、という結論に。
さて、この受賞式パーティのテーマはホルヘ・ルイス・ボルヘスで、没後二十年にちなんで、ということでした(1986年没)。そういえばそうだったか、と思い出しました。
この記事(elmundo)の写真でナダル賞の受賞記念品らしきもの(盾というかトロフィーというか)を初めて見たのですが(毎年同じ物かどうか不明)、格子状の木枠のような中に金属で「PN」を裏返したようなものが見えます。ジョゼップ・プラ賞は「JP」の裏返しに見えるんですが……。
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