セマナ・ネグラ2009
日本のTVなどは今、スペインというとサン・フェルミン祭のニュース一色ですが、スペイン版ミステリ大会、セマナ・ネグラ(直訳すると「黒い週間」)が近づいています。
期間は7月10日から19日、場所はアストゥリアス地方ヒホンの海岸に作られた特設会場です。
もともとはヒホン出身のパコ・イグナシオ・タイボ2世(今はメキシコの作家、ということになってますね)の発案で始まり、スペイン内外から作家・編集者から読者まで、ミステリ関係者を集めるミステリ界の一大イベントに。とはいっても、お祭り好きのスペイン人のこと、マジメな作家講演会ばかりでなく、野外コンサートや臨時遊園地、もちろん各種屋台まで出て、ミステリに全然関係のない人たちまで集めてしまう夏のイベントになっているようです(^^;。
日本でおなじみのところでは、『ラブ・ストーリーを読む老人』『カモメに飛ぶことを教えた猫』のルイス・セプルベダあたりですか(プリマベーラ賞受賞しているんですが、これから記事書きます……)。
なんとフェルナンド・マリーアスも、と結構びっくりしましたが、ノワール映画好きを表明していますよね。ラウラ・レストレーポ(アルファグアラ賞)も、アロンソ・クエト(エラルデ賞受賞作がサスペンスだった)も、イグナシオ・パディーリャも……。
純ミステリでは『オックスフォード連続殺人』のギリェルモ・マルティネスですね(イライジャ・ウッド主演の映画はどうなったでしょうか?)。
また、スペインSF界でおなじみの作家たちが参加しているのが目に付きます。
たとえば、ハビエル・ネグレテ、ビクトル・コンデ、フアン・ミゲル・アギレラ、エリア・バルセロ(ここのプロフィール欄に "El mundo de Jarek" とあるのは "El mundo de Yarek" の間違いです<処女中編。)、フェルナンド・J・ロペス(第6回ミノタウロ賞受賞<これも記事まだでした。)、ロドルフォ・マルティネス、レオン・アルセナル、ホセ・アントニオ・コトリーナ、フェリックス・J・パルマ、ラファエル・マリン・トレチェーラなど。
実は、このセマナ・ネグラ期間中にいろいろとジャンル別に賞の発表があります(5種類)。ハメット賞、というのがミステリの賞なのは当然として、SFの賞もあります。しかも、会期中に「アストゥルコン」(アストゥリアス+コンベンシオン)というSFのイベントも11(土)~12(日)の二日間でやってしまうので、SF関係者もぞろぞろ集まってくるということのようです。
時間があったら、この賞のノミネート作・受賞作なども見ておきたいところなんですが……。
ひさしぶりに、スペインのミステリ界についての話題でした。
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